900SSにアクセサリ電源ソケットを取り付け：たどブログ：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

「とっとりバーガーフェスタ2012」で全..｜UltiMate GPSでナビアプリを使.. ブログトップ

900SSにアクセサリ電源ソケットを取り付け　[バイク] [編集]

900SSにキー連動で電源を入り切りするソケットを取り付けました。

トリッカーにはワイズギアの電源ハーネスとソケットを取り付けていて、便利に使用しています。
iPhoneをカーナビとして使用するためには必須の装備です。

900SSは航続距離もあり、ETC車載器も付けているので、アクセサリ電源があればツーリングの幅が広がります。

900SSにはトリッカーのような専用のキットみたいなものは無いので、電源ハーネスを製作しました。

警告！

以下の内容には電気や車両の専門知識が必要な作業が含まれています。
説明を読んでも作業内容がわからない場合は決して真似をしないでください。
不完全な作業は感電や事故、車両火災など重大な結果を招く恐れがあります。
当記事を参考にした結果発生したいかなる損害についても筆者は責任を負いません。
全ての作業は自己責任においておこなってください。

集めた材料は次のとおり。

キジマ：シガーソケットKIT

エーモン 1586 コンパクトリレー (10A-C接点)

エーモン E418 電源取り出しコネクター 0.50-0.85sq

エーモン E535 配線コード赤 0.5sqX5m

エーモン 1152 ギボシ端子セット (30個入)

キジマのシガーソケットKITは5Aヒューズ付きのシガーソケットで、バッテリーから直接電源を取り出すために使います。
一応防水キャップが付いていますが、ワイズギアのソケットのような水抜き穴が無いので結露などで水が溜まるかも知れません。
取り付けを工夫する必要があります。

エーモンのコンパクトリレーは小さいけど10A取り出せるので便利。
どうやら基板用リレーを熱収縮チューブで絶縁したもののようです。
防水ではないので取り付け場所を選びます。
リード線が出ていて、青がコイルの＋側、黒がコイルの-側。
赤が接点の共通線、黄がA接点、白がB接点となります。
詳細は後述。

製作前に回路図を書きました。
コンパクトリレーはC接点です。
リレーは内部のコイルに通電すると接点が作動する仕掛けになっています。
C接点というのは通電時にオンになる接点＝A接点と、通電時にオフになる接点＝B接点で出来ています。

回路図では、コイルに通電すると接点が作動しCとAが接続されます。コイルの通電をやめるとCとBが接続されます。
今回はキーをオンにするとソケットに通電して欲しいのでA接点の方を使います。
B接点の方は今回使いませんが、この回路だとキーをオフにするとB接点の方に電気が流れるので、しっかり絶縁処理しておきます。

上記回路図の通り配線を組み立てました。
シガーソケットKITの電線を途中で切断し、コンパクトリレーを取り付けます。
コンパクトリレーは万一の故障時に容易に交換できるようにギボシ端子を付けています。

組み立てた配線を900SSに取り付けます。
アクセサリ電源はリアブレーキランプの配線から取り出しました。
以前、バイク屋さんでETC車載器を取り付けたとき、車載器の電源を取り出す加工をしていたので、それに便乗しました。
こうすることで車両ハーネスを傷つけずに電源を取り出しています。
ETC車載器の電源ハーネスに、電源取り出しコネクターを取り付けてアクセサリ電源を取り出します。
配線コードを必要な長さに切って、両端にギボシ端子を取り付けます。
この配線コードを使って電源取り出しコネクターのリード線とコンパクトリレーの青線を接続します。

コンパクトリレーやヒューズボックス、電源取り出しコネクターは絶縁と簡易防水にするためビニルテープでぐるぐる巻きにします。

シガーソケットはシート下の小物入れスペースに設置しました。
適当な場所がなかったのでソケットを固定していません。
写真右側にリレーがあります。
これもETC車載器のコネクタをここでまとめていたので便乗しました。
配線が乱雑なのは私ではなくバイク屋さんの仕事です。
バイク屋さんも電気配線は素人なので、この辺りの処理は結構いい加減でした(汗)

あとはシガーソケットKITの端子をバッテリーに接続すれば完了です。
もちろん接続する前にショートなどが無いかテスターを使ってしっかり確認しておきます。

イグニッションをONにするとリレーが作動してソケットに通電されればOKです。
シガーソケットKITのヒューズは5Aですが、接続する機器は2Aぐらいまでにしておいた方が良いと思います。