UltiMate GPSでナビアプリを使用してみた [PCなど]
先日の鳥取ツーリングでは、UltiMate GPSをiPhoneに装着し、ナビアプリ「MapFan for iPhone」を使用して使い勝手を検証してみました。
iPhoneにはGPSが付いているので、このような使い方に意味がないように思われますが、次のような目論見がありました。
【1.ナビ精度の向上】
iPad2でUltiMate GPSを使用していて、位置精度と衛星の再捕捉の早さにメリットを感じていました。
iPhoneで同じ性能が出せればナビアプリがさらに活用できます。
【2.バッテリーの節約】
iPhoneをナビとして使用するとき、バイクから電源を取っています。
つまり、常に充電状態なわけですが、長距離を走っているとだんだん電池が消耗してきます。
これは充電される電力よりも内蔵GPSが消費する電力が上回っているためと思われます。
GPSを外付けすれば内蔵GPSが無効になるためiPhoneの電池消耗を抑えられると考えました。
で、実際に運用してみたわけですが、結果は次のようになりました。
【1.GPS精度は向上、しかし…】
UltiMate GPSを装着したことによって、GPSの精度は確かに向上しました。
MapFan上の地図にも現在位置が高い精度で表示されます。
しかし、それは停まっている時の話で、走り出すと少々話がやっかいです。
ナビのガイドに従って走っていると、曲がる場所の300メートル前ぐらいで「 700メートル先…」と指示されます。
そして曲がる場所の直前になってやっと「300メートル先」と指示されるのです。
最初はGPSの位置がずれているのかと思ったのですが、交差点で信号待ちをしていると、地図上では自車アイコンが走り続け、今居る交差点の位置で停止します。
つまり、GPS位置はずれていないがナビの反応が遅れているということになります。
これには二つ心当たりがあって、一つは外付けGPSのため、機器との位置情報のやりとりでタイムラグが発生する可能性、もう一つは私のiPhoneは3GSなので、そもそも処理速度が足らないのではないかという可能性です。
しかしどちらも、内蔵GPSを使用しているときには発生しない現象のため、UltiMate GPSに起因する現象と見て間違いありません。
【2.バッテリーは節約できる…たぶん】
UltiMate GPSをiPhoneに装着して、充電しながら運用しました。
午前の移動ではバッテリー残量表示は100%のままでした。
午後からの移動では最初の2時間ぐらいは100%のままでした。
それから1時間後…残量表示は60%に!
と、驚いたのですが、実はUltiMate GPSのコネクタが抜けていて、iPhoneの内蔵GPSが使われており、充電もされていませんでした。
再びUltiMateGPSを正しく接続したところ、バッテリーは帰宅までに80%位まで回復していました。
ちなみにUltiMate GPSのコネクタが抜けた原因ですが、使用したナビバッグのサイズが小さかったため、UltiaMate GPSを装着した状態ではiPhoneがバッグに入りきらず、無理矢理押し込んでいたため、コネクタ部分に負荷がかかり抜けてしまったと思われます。
【総括】
バッテリーの節約という面では効果が有りそうですが、肝心の自車位置が遅れてしまうのでナビとして使用するときには注意が必要なようです。
もちろんこれは私の環境なので、iPhone 4Sなどで使用すればまた違った結果になるかも知れません。
> HIRO さん
nice! ありがとうございます。
by たど (2012-10-25 00:04)