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春の剣山スーパー林道ツーリング [バイク]

剣山スーパー林道は徳島県上勝町から那賀町(旧木頭村)におよぶ全長87.7kmの日本で最も長い林道として知られています。
開放される4月~11月の期間は、長いダートと豊かな自然環境を求めて全国から多くのオフローダーが訪れます。

私も最低年に一度は訪れているのですが、去年は腰痛を発症したことと、災害による通行止めのため訪れることが出来ませんでした。

今年こそはとオフシーズンから準備を整えていたのですが、いよいよ開放という直前、災害復旧のため4月~7月まで一部通行止めとの発表がありました。

なんということでしょう!(声:サザエ)


しかし幸いにも5月1日~5月5日の間は通行止めが一時的に解除されることになったのです。
このタイミングを逃すわけにはいきません。

早速5月1日に行ってきました。


使用するバイクはトリッカーです。
正直なところ性能面でかなり厳しいものがあるのですが、小さい車体ならではの取り回しの良さと軽さもあります。

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前日に増槽を用意しておきます。
5リッター缶と0.8リッター缶。
今までの経験から5リッター缶が必要になったことは無いし、これが後ろに乗っているとバイクのバランスが非常に悪くなるので今回は0.8リッター缶のみ持って行くことにしました。
ところが、この決断が裏目に…。

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当日、始発のたこフェリーに乗りました。
以前は24時間運行だったので、朝2時とか3時のフェリーに乗れば日が落ちるまでに帰宅できていましたが、昨今のフェリー離れの影響で深夜便が無くなり、朝5時35分が始発になりました。
しかしながら便が減ったとはいえ廃止されないだけマシと思わないと。

この後、神戸淡路鳴門自動車道で淡路から鳴門まで渡り、国道55号を南下、小松島から国道195号を通って高の瀬峡(こうのせきょう)へ向かいます。
明石海峡大橋を使わないのはトリッカーの航続距離の問題によるものです。

途中、小松島で給油し、休憩を挟みながら高の瀬峡の手前、北川地区へ到着。ここで2回目の給油をしようとして問題が。

いつも使ってたガソリンスタンドが閉まってる!

「営業日は毎週月水金になります」と窓に張り紙が。

仕方が無いので先へ進み、べふ峡の先のガソリンスタンドで給油しました。ここで往復40kmのロス。
今から思えば素直に引き返して木頭小学校近くのガソリンスタンドで給油した方が近かった。

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そんな訳で、予定時刻を大幅に遅れて高の瀬峡へ到着。

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ここ一帯は剣山国定公園に指定されています。

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ここはスーパー林道の終点に当たります。
上勝の起点標識(後述)と比べてあまりな扱い(汗)

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高の瀬峡は徳島県観光百選の一位に選ばれた県下有数の景勝地です。紅葉のシーズンには県内外から多数の観光客が訪れます。
今の時期は新緑が鮮やかです。

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一部を除きダートが続く林道。
頻繁に改修されている為なのか、以前走ったときより道が良くなっているような気がしました。

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那賀川源流への降り口。
先を急いだため、この先は未見です。
今度ゆっくり見てみよう。

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昼食は「山の家・奥槍戸」のカレー(800円)
この日はオフローダーが多数訪れていました。
剣山でトリッカーは珍しいのか、バイクの周りに人だかりが(笑)

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風の広場。
山の斜面に突然現れる広大な広場。
この日はいくらかマシでしたが、普段はその名の通りかなり風が強いです。

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しばらく行くと「徳島のへそ」があります。
ここも展望がすばらしい。
本当は途中に剣山スーパー林道最高地点(標高1500m)があるはずなんだけど、うっかり通り過ぎちゃいました。

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至る所で落石や崩落が確認できます。
通行可能とはいえ、期間中も災害復旧工事が行われているので、重機や工事車両には要注意です。

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後ろから見るとつい見落としてしまいそうな何だか判らない物体は…

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スーパー林道起点の標識です。
記念撮影スポットとしても有名。

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87.7km走破の証。
メンテが大変そう(笑)

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疲れた体を癒すため、月ヶ谷温泉へ。
ここは弘法大師が薬師如来のお告げで開いた霊泉と言い伝えられています。
キャンプ場もあるのでキャンプツーリングにも最適です。

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5月2日から始まる彩恋鯉まつり(いろどりこいこいまつり、第25回八百萬こいまつり)のための準備が行われていました。
起点のある上勝町は「つまもの」にする葉っぱの販売(いろどり)で成功し、地域復興のモデルとして全国的に有名になりました。
月ヶ谷温泉のお土産コーナーでは「彩」(いろどり)にあやかった商品が多数販売されていました。
さすがに葉っぱは置いていませんでしたが。

このあと、給油しようと起点そばのガソリンスタンドに行ったら、またもや閉まってました
ガソリンコックはとっくにリザーブになっており、半泣き状態で勝浦町のガソリンスタンドまで走りました(汗)


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