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「WSG-1000」をテスト運用してみた [PCなど]

先日届いたコンパス内蔵GPSロガー「WSG-1000」をテスト運用してみたので報告します。

使用したWSG-1000のバージョンは次の通り。
ハードウェアバージョン:CX01-ABC-001
ファームウェアバージョン:Apr 29 2008(1.0.0.2日本語版)
設定ツール:「TimeMachineX」(バージョン2.6.8)

テストと言ってもそんな厳密なものではなく、WSG-1000をバイクに搭載してそこいら辺を走り回るというものです。
一応比較のためGPSロガー「DG-100」も一緒に持って行きます。

前準備として、目的地と自宅の位置をTimeMachineXを使って登録しておきます。

目的地目指して出発したところ、早速トラブル発生。

間違いなく目標に向かって前進しているのに、ナビ画面では目的地が後方に表示されています。
目的地に近づいて行くにつれて距離表示が縮まるのでGPSは正常に作動している模様。
原因が分からず、とりあえず目標に向けて走行していたのですが、ふと、コンパスの初期化操作を行っていないことを思い出し、コンビニの駐車場で初期化操作を行いました。
初期化はWSG-1000を車両に搭載した状態で水平に360度回転させるもので、早い話、駐車場内で車両をぐるっと一周走らせます。
そうすると、ナビ画面で目的地を進行方向に示すようになりました。
どうやらナビ画面の方向指示はGPSじゃなくてコンパスを使用しているようです。

目的地に到着後、一旦ログを止め、目的地を自宅にして再度ログ開始。
今度は始めから自宅の方向を指しています。
そして何事もなく帰宅。

PCに接続してログを確認します。と・・・???
録れてない!
自宅から目的地に向かったときのログが34ポイントで停止してしまっています。距離にすると500mほどでしょうか。
DG-100の方は録れていたのでGPS電波が受信できなかったというわけではなさそうです。帰りは全部録れていたので設定ミスと言うわけでもなさそう。うーん、一瞬よぎる初期ロットの恐怖(笑)

精度は、特に大きく外れている訳でもなく、私の使い方の上では問題は無いようです。GPSチップAtmel-ublox ATR 0625の性能の範囲内じゃないかな。いや、知らんけど(汗)

今回運用して気になった点。

誤字、誤訳?
「天文情報」画面の「日の入」が「日り入」になっている。評価機の写真ではちゃんと「日の入」なのに何故?
「ナビ」画面で目的地を設定する時の確認画面に「進め」と出るが、「ナビ開始」とか「実行」とかの方がいいんじゃない?

ログ条件
本機はログの収集条件を「徒歩」「自転車」「自動車」「ユーザー」(TimeMachineXで設定)の四つから選べるのだが、「ユーザー」以外の三つはどんな条件でログ収集されるのかが判らない。「ユーザー」以外はカスタマイズも出来ないっぽい。

TimeMachineX
ログ条件「ユーザー」のカスタマイズが可能なのだが、ログ収集方式が限られており、無駄なログが多い(=メモリ、電池の浪費)
例えばロギング設定の「混合方式」では時間指定(指定時間ごと)と距離指定(指定距離ごと)を複合してログ出来るが、この場合のログ条件はOR条件となる。対してDG-100では同様のログ条件ではAND条件のため、無駄なログが少ない。
WSG-1000のログデータはTK1形式だが、一旦TK2形式に変換しないとGoogleMap上にポイントを表示できない。

正直、ロガーとしての使い勝手に疑問符がいっぱい付く内容です。
他の部分は気に入っているので今後のアップデートに期待します。頼むよホント!

以上、今回運用した感想ですが、設定とか、無駄ログの減らし方とか、こんな方法があるよというのがあれば是非教えて欲しいです。

タグ:WSG-1000 DG-100 GPS
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たど

> ビス さん
nice!ありがとうございます。
この記事を書いてからずいぶん経ちますが、その間にファームウェアやツールがバージョンアップされ、ずいぶんと使い勝手が向上しました。
参考になれば幸いです。
by たど (2008-11-08 17:34) 

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