グリップヒーターの保護を考えてみる [バイク]
GSAにはグリップヒーターが標準装備されています。
昨年の大阪モーターサイクルショーで、R1200GSに試乗した際、小雨が降って寒かったので係の人がグリップヒーターを入れてくれました。
その威力はすさまじく、濡れていたグローブがすぐに乾いてしまうほどでした。
それが私にとってグリップヒーター初体験です。
しかしながら、バイクのグリップは消耗品です。
使っている内に摩耗し、いつか交換することになります。
グリップだけなら社外の安い物がいくらでも売られていますが、ヒーター付きグリップを交換するとなると結構なお値段となります。
そんなわけで、このグリップを保護するものが何か無いかと探してみたところ、ありました。
キジマのシュリンクチューブです。
グリップにかぶせてドライヤーなどで加熱すれば、収縮してグリップに密着します。
これはいわゆる熱収縮チューブというもので、小さいサイズのものは電気配線の絶縁に使用したりします。
実は私も熱収縮チューブで保護することを考えたのですが、グリップを入れるほど大きいサイズのものが見つからず断念していました。
で、キジマのこの製品を見つけたので、改めてこのサイズの熱収縮チューブを探してみましたら、ありました。
オーム電機の収縮カバーφ40.0mmです。
製品の形状を見る限り、キジマのものと同一製品のようです。
グリップや保護用として売られています。
キジマの方はBMW専用の長さにあらかじめカットされていますが、オーム電機の方は20センチの定尺です。
20センチでは長さが足りないため、オーム電機の方なら2本用意する必要があります。
しかし値段は2本分でもキジマの半分以下。
しかもホームセンターで入手可能です。
どうやらこの熱収縮チューブは一般的に出回っている物だと確信した私は、さらに探してみましたら、ありました。
ミリオン熱収縮ラバーグリップ・スーパー40mmです。
これは釣り竿のグリップの補修用に売られている物で、長さは500mm。
価格はオーム電機の2本分と同等ですが、1本でグリップ4個分が取れます。
これなら万一失敗してもやり直す余裕があります。
大型釣具店で入手可能。
と言うわけで早速釣具店へ行き、買ってきました。
グリップ部分の長さはキジマの製品と同じ104ミリでした。
熱収縮チューブは円周方向だけでなく長さ方向にも若干縮むので105ミリでカットすることにします。
作業前にハンドルガードを取り外す必要があります。
車体のほとんどにトルクスねじが使われています。レンチのサイズはT55。
ねじロック剤も塗られていて、すごい固いです。
先程用意したチューブをグリップにかぶせて、ドライヤーで加熱します。
しっかり収縮してグリップに密着すれば完成です。
もともとグリップの補修用として販売されている物ですから、使用感は申し分有りません。
BMW以外でも、グリップヒーターが装備されているバイクには有用なアイテムだと思います。
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