その名はアドベンチャー

事の始まりは年が明けてすぐ、トリッカーの整備のためバイク屋さんに行った時です。



そこには見慣れないバイクが入荷していました。

BMW R1200GS アドベンチャーでした。

2012年式の正規ディーラー物で、程度極上。
何でも、新年セールの目玉として仕入れた、との事。

前からGSには興味があったので冷やかしで跨ってみることに。

何か違う…。

以前、大阪モーターサイクルショーで試乗したGSはつま先がやっと着く状態でしたが、このバイクは片足なら、かかとがべったり着きます。
そこで仕入れ先に問い合わせてもらうと、このバイクはディーラーにより30ミリのローダウン加工がされていることが判明。

「何かおかしいと思ったんですよねー」
とメカニック氏。
いやいや、売り物の仕様ぐらい調べとこうよ(汗)

仕様が分かったところで全く買う気は無かったのですが。

ここでとんでもない問題が発覚。
来年だと思っていたDucati 900SSの車検が、実は来月だったのです。
車検の時期を1年勘違いしてたんです。

すでにトリッカーの整備に大枚はたいてしまったので、900SSの車検を通す資金がない。
しかも900SSはタイヤも交換時期だし他にも色々問題を抱えていて、まともに走るようになるまでには相当の費用がかかるのです。

正直なところ、年を経るにつれバイクの指向が変わって来て、900SSは私のライフスタイルに合わなくなったのも理由です。

そこで熟慮の末、今後の維持費分も含めて900SSを新しいバイクの購入資金に充てることとなりました。
しかしそれでも足りなかったのでトリッカーも出すことに。
トリッカーは整備直後だったので、整備費用分を下取り額に上乗せしてくれることになり、何とかまかなうことが出来ました。



かくして、私にとっては大きな代償と引き換えに手に入れたアドベンチャーには、2台に代わって活躍してくれることを期待します。
そして今までお世話になった2台には、新しいオーナーの元で元気に走り続けてもらいたいと思います。




トリッカーに着けていた箱を着けました。

タグ：バイク BMW R1200GS Adventure