偽フェラーリをネット販売

読売新聞の記事より。
イタリア財務警察(そんなのあるんだ)が日本車などの車体や部品を使ってフェラーリの偽物を組み立て、インターネットで販売していたとしてシチリア島（伊南部）の自動車整備工ら１５人を検挙、偽フェラーリ２１台を押収したそうです。

つーか、何を今さらと言った感じですが。

偽物というか、この手の車はレプリカとしてずいぶん前から普通に販売されていました。
ポンティアック・フィエロやトヨタ・MR2ベースのレプリカは有名です。
これらが日本に輸入されるときは車検証の車名もフェラーリになるのでややこしいです。

もちろんこれらを買う人はレプリカと分かってて買うのでそれほど大きな問題にはならなかったのですが、本家フェラーリにとっては大問題でしょうから、やっと摘発に重い腰を上げたと言うことでしょうか。

ところで、この記事には押収された偽フェラーリの写真が載ってるんですが、一緒に写っている警察関係者と比較するとかなり小さい事が分かります。どうやらこの車はMR2ベースのようです。
それに、この手の車はベース車の外観をを無理に改造するためどうしても全体のバランスが悪くなるんですよね。
レプリカを作るにしても、イタリア職人の気概があるのならシャシーからフルスクラッチするぐらいして欲しかったです。そうすると価格が本物以上になっちゃうでしょうけど。