SSブログ

2013ニューモデル体感試乗会レビュー [バイク]

大阪モーターサイクルショー2013に併せておこなわれた、2013ニューモデル体感試乗会に参加してきました。

この試乗会はメーカー主催などの試乗会と異なり、様々なメーカーのニューモデルを乗り比べることが出来るので毎回楽しみにしています。
今年は試乗のルールが変わり、車種ごとに列に並ぶ方式になりました。


13031701.JPG
今年は試乗会場が2号館裏の特設コースになりました。
先ず受付で試乗券をもらいます。
参加申込書の記入と、大阪モーターサイクルショー2013入場券と免許証の提示が必要です。


13031702.JPG
試乗券。
1回の受付で二輪2台と原付2台が試乗できます。
それ以上試乗したい場合は再度上記の受付が必要になります。
二輪の大型、普通や原付の1種、2種の組み合わせは自由ですが、対応する運転免許をもっていなければいけません。


13031703.JPG
試乗コースは昨年同様オーバルなコースですが、直線が長くなったので昨年よりはアクセルを開けることができます。
インストラクターの先導に続いて、このコースを2周します。

手荷物の預かりとヘルメット、軍手の貸し出しがありますが、毎回の着脱と返却は面倒なので持参した方が良いと思います。
私も持参しました。


では独断と偏見の試乗レビュー。


1.BMW R1200GS。
13031704.JPG
13031624.JPG
(画像は試乗車とは異なります。)

3月15日に発売されたばかりの新型水冷エンジン搭載のR1200GS。
今回の試乗で一番乗りたかった車種です。

私は2012年モデルのR1200GSアドベンチャーに乗っているので、それとの比較になります。

試乗車に初めて跨って、まず思ったのは、低い!
私のアドベンチャーはローダウン仕様なのでノーマルGS並の足着きなのですが、それよりもさらに低く感じました。
たぶんシートの形状が変わったためではないでしょうか。
両足べったりとは行きませんが、多少は余裕のある感じでした。

そして走り出すと、軽い!
そもそもアドベンチャーとは車重が26kgも違うのですが、それを差し引いてもかなり軽く感じました。
車体のバランスが変わっているせいなのでしょうか。
そしてエンジンのレスポンスが素晴らしく、軽く吹け上がります。まるで国産4気筒のようです。
クラッチは湿式になったため、ラフな操作をしたときの乾式のようなガツンと来る感じがありません。

総じて非常に乗りやすくなっており完成度は高いと思います。
まあ、今すぐアドベンチャーを手放して乗り換えたいと言う程では無かったので、その点は安心しました(笑)
もちろん、新しく購入される方には自信を持ってお勧めできます。
そんなことも分かったので、試乗して良かったと思います。



2.BMW C600Sport
13031705.JPG
13031710.JPG
(画像は試乗車とは異なります。)

こちらも前から気になっていた、BMWの大型スクーター。
全く興味本位で乗ってみました。

跨った感じは650CCのスクーターなのに小柄な感じです。
普段スクーターには乗らないので、ブレーキを握らないとエンジンがかからないことを知らなくて焦りました(笑)
この車種は足着きが悪いとよく言われているのですが、GSに比べたら楽勝です。
車体が軽いこともあり、全く気になりませんでした。
走り出した感じですが、ずいぶん出足が遅く感じました。
国産スクーターのように飛び出す感じが無いので安心してスロットルを開けられます。
ただ、エンジン音がやたらうるさく、特にアクセルを開けると顕著です。
BMWぽくない安っぽい音なのも気になりました。
あと、バイク乗りとしては、やっぱりコーナリング中はニーグリップが欲しいです。


3.ホンダNC700X TypeLD Dual Clutch Transmission ABS
13031706.JPG
13031707.JPG
(画像は試乗車とは異なります。)

NC700XのDual Clutch Transmission(DCT)仕様。
DCTはマニュアルに近い伝導効率とATの操作性を兼ね備えた変速機。
自動変速なのでクラッチレバーがありません。
この車種を選んだのは一度DCTに乗ってみたかったのが理由。

TypeLDはローダウン仕様。
もともと足着きは良かったNC700Xをローダウンにする意味があるのかと思ったりもしたけれど、やはり女性や小柄な人には必要とされるのでしょう。
ちなみに足着きを良くするならローシート(所謂あんこ抜き)よりもローダウンをお勧めします。
理由は、ローシートだと、ステップと着座位置が近づくことで膝の曲がりが大きく窮屈になり、長距離を乗ると疲れやすくなるためです。

跨って、エンジンをかけたまでは良かったのですが、何の予備知識も無く乗ったのでギアの入れ方が分かりませんでした(笑)
係の人に教えてもらってギアを入れて発進。
他の人の試乗を見ていると急発進ぽくギクシャクしていたので、ひょっとすると乗りにくいのかと思っていたのですが、ゆっくりスロットルを開けていくとスムーズに発進できたので一安心。
加速していくと小気味よくシフトアップして面白い。
昨年、マニュアルのNC700Xに乗ったとき、低速トルクの不足を感じたのですが、DCTだと適切なギアがこまめに選ばれるのでトルク不足を感じない。
このエンジンにはDCTの方が合ってるのではないかと思いました。
ただ私はずっと大型に乗り続けてきて、高めのギアでコーナーインしてスロットルがば開けで脱出するコーナリング方法が身についてしまっているので、コーナリング中にギアが変わることに違和感を感じずにはいられませんでした。
まあ慣れの問題だと思いますが。


4.ヤマハSR400 35th Anniversary Edition
13031708.JPG
13031709.JPG
(画像は試乗車とは異なります。)

ご存じSR400。
発売35周年の特別塗装色だが、それ以外は変わらない。

SRのエンジン始動にコツがいるのは有名です。
一応ヤマハ乗りの基礎知識としてSRのエンジン始動方法は知っていますが、やったことはありません。
試乗の短い時間でスムーズに始動できるだろうかとか考えていたのですが、そこは主催者側も理解していて、SRだけは試乗終了後もエンジンを止めないように指示されていました(笑)

SRに乗るのは初めてだったのですが、見た目よりずいぶん小さい車格でした。
シングルのドコドコ言う振動がハンドルから伝わってきます。
ギアを入れて発進しようとしたのですが、クラッチの遊びの調整が出来ておらず(まさかこれで標準なの?)、浅いところで繋がるので焦りました。
指掛けではなく、レバーを完全に握り込まないとクラッチが切れないし。
それでも走り出してしまえば独特の単気筒サウンドでドコドコと走る。
良くも悪くもSRでした。


総括

以上、4台の車両を乗り比べました。
今年は試乗ルールが変わり車種ごとに並ぶ方式になりました。
前回までは1時間50分の中で何度でも乗ることが出来たのですが、今回は1車種平均40分の待ち時間が発生したため4台しか乗れませんでした。
待ち時間は長かったですが、ニューモデルに実際に乗って走るのは展示車両を見たり触れたりするのとは違う発見があります。
来年も是非参加したいと思います。

nice!(3)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク

nice! 3

コメント 3

コメントの受付は締め切りました
たど

> tochi さん
nice!ありがとうございます。
by たど (2013-03-18 23:32) 

たど

> ゆきママ さん
nice!ありがとうございます。
by たど (2013-03-18 23:32) 

たど

> speedboy さん
nice!ありがとうございます。
by たど (2013-03-23 23:00) 

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。