買っちまったぜJ-Cruise：たどブログ：SSブログ

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買っちまったぜJ-Cruise　[バイク] [編集]

こんにちは、アライ頭です。

バイク乗りの世界にはアライ頭、ショウエイ頭という言葉というか都市伝説みたいなものがありまして、ヘルメットの骨格である帽体の形状が、アライ製では前後にゆとりがありショウエイ製では左右にゆとりがあるため、アライ製が合う人をアライ頭、ショウエイ製が合う人をショウエイ頭と呼びます。

そして、アライ頭の人がショウエイ製を被ると前後頭部に圧迫感を感じ、逆にショウエイ頭の人がアライ製を被ると左右側頭部に圧迫感を感じる、と言われます。

この「形状の違い」については諸説有り、アライの方が左右に広いとの意見もあります。

何でこんなことをイキナリ言い出したかというと、ショウエイのヘルメットを買っちゃったんですよ、十数年ぶりに。

バイクに乗り始めて最初に買ったヘルメットはショウエイで、そこそこ満足してたんですが、初めての買い換えの時にアライを試着して、自分がアライ頭だったことをはっきり自覚して以来、今までずーっとアライだったんです。

そして、長い間アライのSZ-RAM3を使っていて、まだまだ使うつもりでシールドと内装を更新したばかりだったのですが、この間、ブローシャッターに繋がるダクトが走行中に脱落して無くなってしまいました。
これが使えないと、冬場はシールドが曇ってしまって走行に大変支障が出るのです。

で、冬場にも快適なオープンフェイスタイプヘルメットを探して行き着いたのがこれ。

J-Cruise !

今年の夏に発売され、内蔵サンバイザーとオープンフェイスタイプで初めてPINLOCK fog-free sheetに対応するCJ-2シールドを搭載したことで注目のモデルです。

もちろんPINLOCK fog-free sheetも一緒に買いました。

PINLOCKをシールドに取り付けると、シールドとPINLOCKの間に空気の層が出来て、シールドが曇らなくなります。

PINLOCKの取り付けが結構大変で、取説には湾曲しているシールドをほぼ水平になるまで拡げてからPINLOCKを装着するように書かれています。

そんな無茶な(笑)

そんなことをしたらシールドが割れてしまいそうだし(実際は大丈夫かも知れませんが)、少し拡げるだけでも結構大変だったので、PINLOCKがギリギリ取り付けられるぐらいまで拡げて何とか収まりました。

反面、シールドの脱着はアホみたいに簡単で、取り外しはシールドを全開まで開いてトリガーレバーを引くだけというシンプルさです。
機構が透けて見えるので初めてでも取説すら見ずに脱着できました。
この機構は昔からアライよりショウエイの方が数段進んでいる部分です。

内蔵サンバイザーは左側のレバー操作で軽く開閉出来ます。
全開まで開くとロックがかかるので不意に落ちてきたりすることがありません。
夜間やトンネル内ではサンバイザーを使用しないように注意書きがありますが、サンバイザー自体はそんなに真っ暗ってほどの遮光性はありません。

ベンチレーションは前頭部と後頭部に2箇所あり、スライドさせて開閉できます。
冬場は寒すぎてベンチレーションを全開に出来ません。

ストラップの固定はDリングではなく、ステンレスのラチェットになっています。
がたつきもなく作りはしっかりしていて安心感があります。
Dリングが無くなったので、ヘルメットホルダー用のリングが別に用意されています。

通勤で使用してみた感想。

今まで使っていたSZ-RAM3との比較になります。

装着感はあまり差が無いように思いました。
しかし、しばらくバイクで走っていると、前頭部を押さえられるような感覚を覚えました。
これがアライ頭にショウエイを被ったときの違和感なのかと最初は思ったのですが、指を入れてみるとそんなに窮屈ではありません。
どうやらこれはヘルメットの重量バランスの違いが原因のようです。
J-Cruiseはサンバイザーを内蔵している関係で前頭部が重いのではないかと考えます。
実際、SZ-RAM3と比べて、大きさも重さも一回り大きく感じました。

PINLOCKは評判通りの快適さです。
寒い朝に鼻まで覆う防寒マスクをしていてもPINLOCKを装着した部分は全く曇りません。
通勤やツーリングライダーには是非一緒に揃えて欲しいお勧めのオプションです。

サンバイザーの使い勝手は上々です。
必要に応じて開閉できるのはやはり便利です。
今は冬場なので使用するケースは少ないですが、夏場には威力を発揮すると思います。

ベンチレーションは現在全閉で使用しているのですが、わずかに風が流れます。
冬の夜に走ると結構寒いです。
スライド式の開閉機構の欠点なのでしょうか。
あるいは換気のためにわざとやってるのかも知れません。

走行時の風切り音がかなり大きいです。
快適性能を重視した結果かも知れませんが、結構気になる所です。

総括。
やはりSZ-RAM3との年月の差は大きいです。
SZ-RAM3も良くできていますが、ここまで進化したJ-Cruiseは凄いの一言です。
内蔵サンバイザーは世界的なトレンドみたいなので、いずれはアライも追従するかも知れません。
それはそれで楽しみではあります。

おまけ：
J-Cruiseの内蔵サンバイザーを操作してたらこれを思い出した(笑)